国土交通省採択モデル事業
既存住宅ストック維持向上促進事業
ホームアゲイン・ショートストーリー「狙われた家」
1981年・昭和56年以前の建物を診断すると震度7クラスの地震で「倒壊する可能性が高い」という結果が出ます。
ホームアゲインの家は現在の建築基準法が定める「耐震等級1(一応倒壊しない)」レベルまで耐震性能を引上げます。
冷暖房の多くが窓から逃げていくのに、1枚ガラスサッシでは防げません。壁や床も経年劣化で隙間だらけ。
ホームアゲインの家は魔法瓶のように家を包み込む施工が標準。冷暖房が外に逃げず快適。光熱費も節約できます。
当時のハウスメーカーは基本的に建てるまでが仕事だったので、その後のメンテナンスは全てオーナーまかせでした。
ホームアゲインの家はリノベーション費用の融資から、家の価値が持続する長期維持管理プログラムがワンセットです。
ホームアゲイン 1号物件
天神様のお膝元、太宰府市五条に建つ築38年の中古住宅をフルリノベーション。柱が腐り、解体中は風で家が揺れるほど弱体化していた構造を、屋根の軽量化や剛床工法を取り入れ、長期優良住宅の認定が取得できるレベルまで強固な軀体に補強。断熱材と複層ガラスで壁面を構成し夏涼しく冬暖かい家に仕上げました。
間取りは3LDK。玄関土間から続く広々としたLDKを中心に、無垢板のフローリングや天然素材を吹き付けたクロスなど、建築家セレクトの素材を惜しみなく使用。スイッチ一つまでこだわったオンリーワンの一邸です。
建築基準法改正のたびに高性能になっていく新築に比べ、ますます取り残された存在になっているのが多くの中古住宅です。中でも旧耐震時代の住宅(1981年・昭和56年以前に建築確認を受けた建物)の建物は、実際に耐震診断してみると、震度7クラスの大地震の際「倒壊する可能性が高い」という結果が出ます。この判定のランクは最も低い評価で、低い順に「倒壊する可能性が高い」「倒壊する可能性がある」「一応倒壊しない」と続き、最上位に「倒壊しない」があります。
そんな家に貴方やご家族が住んでいるとしたら心配ですね。一刻も早く中古住宅の耐震性能を上げる必要があります。しかし、外観や屋根、冊子、水回りなど、目に見える部分の老朽化はリフォームしてあっても、目に見えない部分は写真のような惨状になっているのが現状。しかもそのオーナー様の多くは、高度成長期にマイホームを買われた団塊の世代で、高齢化が進んでいます。私たち住宅流通促進協議会は、そんなオーナー様の負担を最小限に抑えながら、「老朽化したマイホームを宝物に変える」具体的な手法を開発しました。それがホームアゲインです。